社名の由来
株式会社シン・ワークスの「シン」には、4つの意味を重ね合わせ、弊社の事業ミッションを体現する深い想いを込めています。
それは、「新」「心」「身」「真」です。
新しい視点で、防災を日常に。
「新」しい視点を取り入れ、災害時の必需品を日常的に使えるものとしてご提案します。これにより、無理なく、そして持続可能な形で備えを習慣化できる社会を目指します。
心と身の健やかさを守る。
「心」と「身」の健やかさを保つことは、どんな環境でも自分らしく生きるために不可欠です。弊社が取り扱う商品を通じて、人々の心と体の両面を支えます。
真に求める安心をお届けする。
「真」に人々が求める安心とは何か。私たちはその答えを探求し、大切な人を守り、誰もが心穏やかに暮らせる社会の実現を目指します。
これらの「シン」が示す価値を事業活動の根幹に据え、私たちは防災と日常の両面から、一人ひとりの健やかな暮らしを支えてまいります。
事業ミッション
「防災を日常に。大切な人を守るための備えを、安心とともにお届けする。」
私たちは、災害時に命を守るための必需品を、普段から当たり前に使うものとして提案します。
一人ひとりの備えが、いざというときの安心と大切な人を守る力に、ひいては社会全体の「回復する力(レジリエンス)」につながると確信しております。
創業の想い
災害を目の当たりにした二つの原体験
「防災」と聞くと、身構えてしまう方も多いかもしれません。しかし、私にとって防災は「特別なこと」ではなく、大切な人を守るための「当たり前のこと」です。
この考えの根底には、二つの忘れられない出来事があります。
一つ目は、阪神・淡路大震災でのことです。神戸に住む友人の家が被災し、電気、水道、ガス、すべてのライフラインが寸断されました。大阪にいた私たちは、彼女のために何かできないかと、すぐに物資を買い集めようとしました。しかし、コンビニの棚には食べ物も飲み物もほとんど残っておらず、数本の水を買うのがやっと。無力感とともに、非常時に物資が手に入らない現実を突きつけられました。
二つ目は、2018年の台風21号です。一人暮らしの母のマンションが停電し、通信手段はスマートフォンだけ。当時、母はモバイルバッテリーを持っていなかったので、すぐに電源スポットのリストを調べて送りました。幸い2日ほどで復旧し、その間も連絡を取り合うことができましたが、離れて暮らす母の不安を思うと、今も胸が締め付けられます。この経験から「備え」の大切さを痛感しました。
いずれも、私自身が直接被災したわけではありません。しかし、大切な人が困難に直面している姿を目の当たりにし、「いつか自分の身にも降りかかるかもしれない」という強い危機感を抱きました。そして、結婚し、子どもを授かったことで、「守るべき存在」ができた今、その思いはよりいっそう強くなっています。
奪い合うのではなく、分かち合う社会へ
しかし、大きな災害が起きるたび、テレビに映し出されるのは、物資を争って買い求めようとする人々の姿です。その光景を見るたびに、胸を痛めてきました。近年の熊本地震では、全国的な物流の混乱でお米や水が品薄になったことも記憶に新しいです。
この経験から、私は強く決意しました。
単に防災用品を売るのではなく、人々の心に寄り添い、安心を届けたい。
そして、防災の備えを特別なことではなく、日常に溶け込ませたい。
そうすることで、災害時に物資を奪い合うのではなく、自然と助け合い、分かち合える社会を創り出せるはず。
この強い想いが、私の創業への揺るぎない原動力となりました。
その先に、一人でも多くの命が守られる社会、そして一人でも多くの人々を救うことができる未来があると、私は信じています。
日常の備えが、社会全体の「回復する力」になる
弊社は、防災の備えを通じて、社会全体の「回復する力(レジリエンス)」を高めていきたいとも強く願っています。普段から意識して備えることで、災害時にも落ち着いて行動でき、自分だけでなく、周りの人を助ける余裕も生まれます。
弊社の事業は、その第一歩です。
「防災を日常に」を合言葉に、一人ひとりの備えが、いざという時に大きな力となり、この国を支える礎となると信じています。
株式会社シン・ワークス
代表取締役 森善子